CAMERA NOTESEFレンズ・買い替え / 約5分

EOS 5D Mark IIIとMark IV。EFレンズと、もうひと旅。

60gの違いは、装備の中でどれくらい? 二つの5Dを、レンズ資産と中古個体の状態から選び直す。

OPENING NOTE

使い慣れたレンズを、そのままに。

気に入っているEFレンズを、次の撮影にも連れていきたい。5D Mark IIIからMark IVへの買い替えや、中古での二択には、そんな出発点もあります。ボディーは少し軽くなっても、装備一式の印象はレンズ次第。仕様の差を確認しながら、買い替えで何を変えたいのか整理してみましょう。

01小型化が目的なら、レンズと荷物全体を見る

EOS 5D Mark III 正面のAI生成イメージ
EOS 5D Mark III正面 / AI生成イメージ・縮尺比較ではありません

60gの差を、レンズの隣に置いてみる。

60gという差は、本体のみの860gと800gを引いた値です。電池などを含む公表値の950gと890gも差は60gですが、装備を実測して比較した結果ではありません。ストラップ、レンズ、予備電池を含めて何を減らせるかを考えると、買い替えの目的がはっきりします。

外形の差は幅1.3mm、奥行き0.5mmで、高さは変わりません。バッグの大幅な縮小を期待するなら、ボディー交換だけでなく持ち出すレンズの本数も見直したいところです。似た外観でも底面プレートやバッテリーグリップの互換性までは意味しないため、専用品の対応表は確認してください。

02レンズの次に、二つのカードスロットを確かめる

EOS 5D Mark IV 上面のAI生成イメージ
EOS 5D Mark IV上面 / AI生成イメージ・縮尺比較ではありません

レンズの次に、カードも持ち越せる?

どちらもEFレンズを使うフルサイズ一眼レフです。手持ちのレンズで撮り続けるなら、具体的な型番を控えて候補機で動作を確認します。同じメーカーのレンズでも、EF-Sなどを同じ条件で使えるわけではありません。第三者メーカーのレンズは、そのメーカーの対応情報も確認してください。

CFとSDの両方へ記録したい人は、中古購入時にも各スロットの保存・再生を試します。カードが物理的に入ることと、必要な速度で録画できることは別です。バックアップ用の同時記録を使うなら、設定方法と撮影後に二枚を読み出す手順も確認し、買い替え当日から本番へ持ち込まないようにします。

034Kを使うなら、録画後の作業も選択条件にする

EOS 5D Mark III 側面のAI生成イメージ
EOS 5D Mark III側面 / AI生成イメージ・縮尺比較ではありません

4Kを撮ったら、どう仕上げよう。

Mark IIIの動画はフルHDまで、Mark IVは4096×2160の4Kにも対応します。ただし「4Kだから使いやすい」とは限りません。公式仕様ではMark IVの4KはMotion JPEG方式なので、カードの条件だけでなく、普段使う編集ソフトへ取り込めるかを事前に試してください。

写真中心なら、動画機能の差が自分に必要かを切り分けます。動画を撮るなら、使う解像度、録画時間、音声、編集と保存までを確認するのが先です。中古品ではカードスロットや端子の状態、保証と修理受付の可否も購入時点で確かめ、スペックの世代差と個体の状態を別々に評価しましょう。

選ぶための3つの視点

似た大きさの2台、交換する理由はどこにある?

EOS 5D Mark IIIからMark IVへの買い替えは、カメラを大幅に小さくする変更ではありません。高さはどちらも116.4mmで、幅と奥行きの差も小さい二台です。ここでは本体重量の60g差だけでなく、EFレンズ、記録カード、動画の使い方を順に確認し、交換して何を変えたいかを整理します。

  • Mark IVはMark IIIより幅1.3mm、奥行き0.5mm小さい。高さは同じ116.4mm。
  • 本体のみはMark IIIが約860g、Mark IVが約800gで60g差。電池などを含む公表値は950gと890g。
  • どちらもEFマウントでCF・SDカードに対応するが、動画設定や書き込み速度の条件は個別に確認する。
この2台を同じ縮尺で比較する

DATA NOTE

数字に戻って、確かめる。

メーカー公表値。寸法の突起部・最薄部の扱いは出典で確認してください。
項目EOS 5D Mark IIIEOS 5D Mark IV
幅152 mm150.7 mm
高さ116.4 mm116.4 mm
奥行き76.4 mm75.9 mm
公表重量約950 g約890 g
本体のみ約860 g約800 g
重量の条件国内公式のCIPAガイドラインによる質量、レンズなしバッテリー・CFカード・SDカード込み、レンズなし

質量の条件が異なるカタログ値と混同しないよう、この記事では公式表記の条件を明記しています。レンズ交換式カメラの寸法・重量に装着レンズは含みません。

買う前のメモ

最後に、ここだけは。

  1. 同じレンズと付属品を前提に、持ち歩く総重量を比較する。
  2. CF・SDそれぞれの保存・再生、手持ちレンズ、専用アクセサリーの対応を確認する。
  3. 動画を使うなら、実際の記録設定で録画から編集・保存まで試す。

気になったら、もうひと確認。

Mark IVへ替えると、ボディーはどれくらい小さくなる?

公表値では幅が1.3mm、奥行きが0.5mm小さくなり、高さは同じです。大きな収納サイズの変化を期待するより、レンズ付きの装備で確認してください。

60g差は電池込みと本体のみの数字を混ぜていない?

本体のみ同士の860gと800gで60g差です。電池などを含む公表値は別に950gと890gを記載し、条件を分けています。

EDITOR'S NOTE

選ぶ時間も、撮影のうち。

買い替えの理由が言葉になったら、同じレンズを付けた状態で比べる。荷物を減らしたいのか、撮影機能を変えたいのか、状態のよい個体を探したいのか。それぞれの答えは、必ずしも同じ機種にはなりません。

仕様からの判断案であり、実写による画質・AF・操作性の評価ではありません。価格・在庫・修理対応は購入時点で確認してください。

公式出典と確認条件

  1. EOS 5D Mark III 公式仕様
  2. EOS 5D Mark IV 公式仕様

確認日:2026年10月1日。公表仕様と、本記事独自の用途に応じた判断案を分けて記載しています。寸法を掛け合わせた箱の容積は、カメラの実体積ではありません。

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